最初はポケモンが巨大化することについて、正直ビミョウな気持ちでした。
メガ進化もそこまでじゃなかったですし。リザードンだけはかっこいいと思いましたけど、他は「うーん、メガ進化しない方がかっこよくない?」って思っていました。
あとメガ進化しないポケモンがなんとなくつまんなく感じてしまうのも嫌でした。
だから今回の巨大化もどうせすぐ飽きるし、そんなに流行らないだろ、と高を括っていたのですが
すみません、私が間違ってました。巨大化ポケモンめっちゃ楽しいです。
巨大化したポケモンが災害すぎる件

ヌオォオオオオオオオオ!!!!!!
巨大化ポケモン、もはや災害じゃないですか。こんなのどう太刀打ちしても人間勝てないよ、滅亡するよ。なんでポケモンに支配されてないのか不思議すぎるでしょ。
巨大化したポケモンって本当なんなんですか、それポケモンって呼んでいいんですか?
怪獣、怪獣だって!!だってコントローラーの振動がブルブル来るもの!めっちゃ怖いよ!!どれだけ相性がこっちに有利でも攻撃がいちいち派手で「うわっ死ぬ!!!?」ってなりますよ。
技によっては地面がバリバリにひび割れるので、人間がいていい場所ではなくない?と逆に冷静になります。どういう鍛え方してるの一緒にいるトレーナー。普通の女の子じゃないの?
ヒンシになると爆発するのも怖いです、トレーナーはほんとに大丈夫なんですか、あれ。一緒に戦うにしても限度があると思います。

でも、楽しいです。
やっぱり大きい生物同士が戦うのは楽しいですね。ウルトラマンしかりゴジラしかりモスラしかり大きい生き物は見てるだけでテンションがあがります。
歩くだけで地面や街が破壊されるのは爽快感すらありますもんね。小学生男子の心を取り入れるとより楽しめるので巨大化オススメです。

巨大化したポケモン捕まえるとテンションが上がる
巨大化したポケモンにモンスターボールを投げるとどうなると思いますか。
あの小さいボールには入らんだろと思うじゃないですか。ボールも巨大化するんですよ、どういうことやねん質量保存の法則って知ってる?

でね、ポケモンがボールに入った後カチッと鳴るまでコロコロ動くじゃないですか。
あのコロコロすらコントローラーが振動しますからね。重さ!重さが伝わってくる!怪獣の体重が!ボールの下の地面がひび割れしてる!
それでコロコロっと三回まわってカチッと鳴るわけです。
あんなん普通捕まえられないよ災害だよ人類の終わりだよ!って思ってたモンスターが自分のものとなるわけです。達成感がヤバいんですよ!
でもカチッと鳴った後のボールはシュルシュルと縮小してもとのサイズに戻ります。もちはこべないからね!
そこでようやく我にかえって「おわった…」みたいな命をかけて戦った後のような勝利の余韻に浸るんですね。悪い夢でも見ていたような脱力感なのです。


ポケモンはモンスターなのだという気づき
今回のポケモンで最も衝撃的な気づき、それは「ポケモンはモンスターなのだ」ということです。
これはわたしの意識の問題でもあるのですが、なんとなくピカチュウをはじめとする可愛いポケモンを思い浮かべて愛玩動物のような目で彼らを見ていました。
ですが今回追加された野生のポケモンが闊歩するワイルドエリアによって、「ちがうこいつらは敵になりうる恐ろしい存在なのだ」と再確認しました。
なぜならポケモンのレベルが空気を読んでこないからです。
今までのポケモンでは主人公のレベルに合わせた野生のポケモンがいい感じにでてきて相性さえ考えておけば楽に勝てるものでした。
しかし!今回は主人公の相棒が15レベルでも余裕で35レベルがでてきます。「待って、死んじゃうまってまって」とリアルで言うことになるんです。
そして、今まではランダムでポケモンたちと遭遇してきましたが、今回は目に見えるんですよ、大きさまで完璧にわかるんです。
遠目に見て2m越えてるポケモンが闊歩してるの、率直に言って生命の危機を感じませんか?しかも追いかけてくるんですよ、手持ちポケモン全て失ったら美味しくいただかれてしまうのでは。
改めてポケモンはモンスターなのだということを知らしめられました…ゆえに!楽しいのですが!
ポケモンのレベルは育てればやがて上がります。だからこそ、強くなった相棒とともにリベンジをするのが楽しみで仕方ありません。
怖くてどうしようもなかった2m越えのパンダやテディベアっぽいポケモンたちを倒すでなく仲間にする決意を胸に冒険するのですよ、胸がアツい。
今はカビゴンに勝てる気がしないですが、強くなって絶対仲間にしてやるからな!的なルフィみたいな思考になります。ポケモンマスターも海賊王も似たようなものですからね。
観客が沸くジム戦の巨大化戦闘が楽しい

今までのポケモンのジム戦ってなんとなく地味じゃなかったですか?
なんというか、たった1人でコツコツレベル上げて先輩倒して認められるみたいな。
ジム戦通過するのってすごいことのはずなのに、なんか自己満足というか、本当にポケモンマスターになるのってすごいことなの?みたいな。
だって、そもそもジムに挑戦する人間が自分とライバルの2人しかいないんですよ、おかしくないですか。もしかしてマイナーなんじゃないの?本当はみんなもっと真っ当に生きてるんじゃないの。
いや楽しいからいいんですけど、街を見ても道路で勝負を仕掛けてくる人たちもペット的な感じでポケモンと接しているように見えるんですよね。
ポケモンと一緒に何かを目指そう、四天王倒して最強になるんだ的な意気込みが全然ない。今思い返すと違和感があるとかんじました。
でも今回のは違います。
なんとジム戦、観客がめっちゃいます!!
東京ドームやライブ会場のように見渡す限りに人が!勝負を挑むトレーナーとジムトレーナーの試合を楽しみにし、歓声をあげ、応援しているのです。
これこれこれ!これよ!そうだよな?!みんなポケモン好きならジム戦見たいよな?!最高の娯楽だよな!!!?
世界的に認められているのならこれくらいあるよね!マイナーとか言ってごめんね!
ジムの前にジム挑戦者たちやトレーナーのファンがいるのもいいですね。そうだよ、挑戦者もっといるべきなんだよ、積極的にポケモンマスター目指していこうぜ。
それで、ジム戦ではですね、普段の戦闘ではできない巨大化ができるんですよー。これは沸く!歓声上がる!さきほども書いたように巨大化は動きがいちいち派手なのでプレイヤーの私たちも圧倒されるんですよね。
プレイヤーって半分は主人公に感情移入するけど、もう半分は客観的に客席から戦闘を見てる節があるじゃないですか。観客気分で巨大化ポケモン同士の戦闘を見るの超楽しいですよ。