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戦わないRPG、社会派ゲーム「ギフトピア」レビュー

私的「MOON」の進化バージョン。

MOONもギフトピアも人やロボの願いを叶え、悩みを解決することで経験値がたまりレベルアップしていきます。

同じような敵を倒して経験値をためるゲームと比べるとレベル上げの面白さは天と地ほどに違いますよ。一人一人異なる望みやトラブルは当然ながらそこにストーリーがあるわけで。知った上でじゃあどうしたら解決できるの?と考えるのが楽しいのです。

歩き回って、話を聞いて、待って、追いかけて1つずつ解決していく面白さがあります。RPGでありがちな偶然出会ったゴーレムを何体も倒すのはどうしても作業になりがちですが、人の願望を叶えることは機械的にできませんから。

ギフトピアの世界観で面白いのは「大人になる方法」が二種類あることです。

1つは私たちと同じ、一定の年齢になったら大人として扱う方法。もうひとつは人に優しく、良い行いを積み重ねることによって大人に近づいていく方法です。

ギフトピア世界で一般的に認められているのは前者。

そしてこの物語の主人公は大人になるための大人式に寝坊します。大人式をしなければ大人としては認められない。しかし大人式を行うには費用がかかる。

そうして主人公は大人式の費用を集めるところから物語がスタートするわけです。つまり、もう金さえあれば世間的には大人になれるわけです。え?大人ってそういうものだったっけ?

でも現実の私たちは年齢によって大人とみなされますね。全然大人じゃない人も。

村外れに住むおじいさんは言います。「人を大人にするのは年齢や金ではない。思いやる心だ(うろ覚え意訳)」と。

私がギフトピアをプレイしたのは中学生でしたが、子供心に響くものがありました。成人式から10年弱過ぎた今でも…いえ色々世の中を見た今だからこそ実感しますね。中身が置いてけぼりの大人、自分も含めてけっこういるなって。成人式したら大人…ほんとにそれでいいのかなって。

なんか、あの、そういう社会的なメッセージも込められているゲームなので…大人だからこそ楽しめるんじゃないかなっていうのが言いたいことです。

ヒロインの女の子がやたら「バッソレイン」と連呼するゲームとしても印象深いですね。ちなみに大人式をサボった主人公は牢屋に入れられ、まさかの囚人スタートという意外性もあるゲームなのでぜひプレイしてみてください。

それでは。

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